<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

平郎門の修理工事(1)

平郎門は修理され、復元された門であることはよく知られています。ではどんな工事だったのでしょうか?

修復は1961年の12月に起工式が行われたようです。その起工式の様子の写真が沖縄県の文化課や文化財係に保管されています。

当時の資料は、現在文化課のほかにも、工事の監督員・調査員であった新城徳祐(当時琉球政府文化財保護委員)さんが当時撮影した写真や手帳などあり、この資料は今帰仁村歴史文化センターに保管されています。実際の現場で関わった臨場感あふれるこれらの資料からも修理の様子を知ることもできます。

ほかにも、地元今帰仁には実際に工事に携わった施工者の方もおられます。具体的には、上間幾一さんからは、実際に工事に携わった当時の話を平成9年に直接お伺いすること機会にも恵まれました。この折に娘さんから、当時の写真を複写させていただきました。

ほかにも工事では、石工さんなど作業に従事した方もおりますので、地元の方の記憶からもこれらの修理についても知ることができると思われます。

以上のように、修理設計、監督、施工で関わった方や、地元の作業従事者などから修理工事の様子について知ることができるのです。当時の修理の様子については、以下の文献が参考になりますのでご覧頂ければ幸いです。

今回は、写真の中から印象的な1枚を紹介しますが、工事の様子の詳細についてはまた次回にでも・・・・

参考図書:

上原靜1998年「本土復帰前における史跡整備の記録」『文化課紀要』第14号 沖縄県教育庁文化課

宮城弘樹1999年「明治から復帰までの今帰仁城跡?整備事業を中心にして?」『国指定史跡 今帰仁城跡環境整備報告書?【本文編】』今帰仁村教育委員会

 

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