<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

建物跡が出現

昨年度(平成21年度)の史跡整備事業として実施された建物として、小さな祠が完成したことは以前にご紹介させていただきました。今回はもう一つ最近整備されたばかりの遺構説明板についてご紹介させていただきます。

写真は、掘立柱の建物跡を説明した案内板の完成写真です。発掘調査の時にはSB02と呼称して調査された遺構の説明板です。

建物跡は平成19年?20年度に行われた調査によって発見されました。建物跡は炉跡と柱穴が6本確認されていて、炉跡は240cm×170cmの方形で、深さは80cm掘削され、壁は赤く焼けていました。そこに覆屋のような建物が建築されたと考えられています。使用された年代は、14世紀頃で15世紀前半にはその機能を終え廃棄されたと考えられています。

このような規模の大きな炉跡を伴う建物跡の発掘事例は県内でも類例が無く、機能や用途については実際にはわからないことばかりです。

そこで、実際に発掘された建物跡の様子を伝えようと実際に発掘された遺構の真上に、発掘された建物跡の写真を焼き付けた陶板を配置し、実物大で展示しています。

グスクの地下には、今もこのような不思議な遺構が多数埋もれていると思われます。

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