<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

現在調査中のところに赤や青のテープが・・・

今帰仁城跡へやってきて、駐車場を降りると見える、現在調査中の地区があります。調査では石垣の根石が確認されています。

そこで、発掘調査の成果に基づいて、壊されてしまった城壁を復元する工事を今年度予定しています。工事にあたっては、事前に発掘調査や文献記録、時には古い写真や古老から聞き取りを行い、石垣の従前の様子を確認していきます。その結果については、この分野の専門の大学の先生などで組織される第三者委員会で真実性について議論されます。この委員会を整備委員会といいます。整備委員会は史跡など国の遺跡を整備する際に設置が義務づけられている委員会です。

そこで議論された内容を踏まえて、整備の設計図を描くことになります。

現在調査中の地区には、板で丁張りが立てられていて、そこに赤や青や黄色のテープが結ばれています。この結ばれたテープの高さまで復元するかどうかを、先日整備委員会で審議されました。それぞれのテープは石垣を積み上げた時のイメージで、東側に現存する城壁の高さや、発掘された遺構の残りの高さなどを根拠にしています。

これまで地中に埋もれていた城壁ですが、いよいよ地上部分に復元されると、駐車場からの見栄えもかなり違ったものになると期待されます。

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写真:城壁の復元高さを審議する整備委員会の様子

 

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