<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

インドネシア城郭探訪

1か月もの間放置しておりました。申し訳ありません。

桜まつりも終わり一段落するころかと思います。

さて、先日アジア文化財協力協会のお誘いでインドネシアで沖縄のグスクを紹介する機会を与えていただきました。

約10日間にわたる長期の出張で、しばらく留守にしておりました。

そこでいくつか城跡(インドネシアではBenteng)を見ることができましたのでご紹介します。

うかがったのは、スラウェシ島の東南に浮かぶ小さな島(といっても大きさは沖縄島くらい)で、島の名前はブトン島というところです。

ここは沖縄島と同じ石灰岩の島で、17世紀以降西欧列強との交易覇権争いの中、ブトン王国として繁栄した地域である。

その拠点と推測されるのは、今回訪れたウォリオ城跡で、城跡内には現在も人々が住み続けている。

ロケーションは抜群で、青い海とサンゴ礁が熱帯の島の城であることを教えてくれる。また石灰岩で構築された城の雰囲気も実に沖縄のグスクと良く似ている。しかし、実際には築城技術や時代などグスクとは異なるところも多いが、交易によって島の中に誕生した城、そしてそこに醸成された文化など比較してみるとまた面白いかもしれないと思う。

写真は、ウォリオ城の城門を城外から眺めた様子である。形状は異なるが、大きな石灰岩の岩に、小粒の石灰岩礫を積みあげた様子はグスクのそれと良く似ている。

 

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