<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

模型の石垣も修理を予定しています

諸事情によって長期で休んでいますが、どうしても調整する事項があって、週に1度は文化財係までお出かけしています。

さて、先日行くと現在進めている石垣の修理工事にあわせて、模型の方の石垣も修理の計画が進んでいることを教えていただきました。そこでコメントを求められたのですが、計画でうまく仕上がればばっちりではないかと思いました。

今帰仁城跡の北側の防御線は外郭の石垣と呼ばれていて、都合道路の東と西で東側城壁、西側城壁とよんでいます。以前にも紹介したように、反時計まわりで東側から修理が進み現在では目標の60?70%ほどの修理が完了したところです。今年度でほぼ外郭石垣の修理工事が完了する予定です。

現在修理を進めている外郭の西側城壁は、近世から現在までの間にずいぶんと壊されてしまって、修理前には城壁の形があまりよくわかりませんでした。しかしここ数年間実施してきた発掘調査によって、城壁の形をほぼ把握することあができるようになっています。調査の成果に基づいて、石垣は修理されておりますが、その前に作成した1/100模型には、その成果の内容が反映されてりません。そこで、現在模型の方も修理するべく調整を進めているところだそうです。

これが、模型の修理個所とその完成予想図です。

石垣だけでなく、グスクの調査が進めばこれまでわからなかったこと、あるいは想像で埋めていたところがだんだんとわかるようになってくるのです。模型外郭の西側城壁はずいぶんと格好が悪いなとお感じになった方もいるのではないでしょうか?それは、地表面でこれまで確認することができた情報から復元されたもので、実際はその地下に古い城壁の石垣がちゃんと埋まっていたので、往時の石垣の形を知ることができるのです。

模型も今年度に少し修理されますが、また一つ往時の姿へ戻るグスクを深くしっていただければ幸いです。

 

 

外郭城壁改修_2分ノ1図面.jpg

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