<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

八重山調査日記(2)

小浜島の次に訪れたのは、黒島です。

黒島は以前にも訪れたことのある島ですが、なんとなく牛しかいない、何もない島という印象でした。

しかし、今回は黒島研究所や地元の方のご案内をいただき、知る人ぞ知る遺跡へ潜入調査です。

島は人の数より牛の数が多いといわれるように、牛がいっぱい。平な島なので、牧草地の平原に、ときどきこんもりとした緑の丘が残っています。この残された緑地は、墓や信仰の対象となっているような石積みであることがあります。写真は見事なまでの牧草地です。

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地元の方の話によれば、昔はもっと石積みはあったということですが、今回3つばかり石積みの様子を見ることができました。

その一つが次の写真です。

そして、石積みの中から陶磁器を発見することができました。

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石積みに囲まれた空間の内部は平たんな土地なので、きっとこの中に人が住んでいたのでしょう。

沖縄のグスクほど広大な空間を囲んだものはないのですが、石囲いの遺跡の中には地元の有力者と伝わる伝説などともに語られるものもあることから、いわゆる沖縄のグスクと類する遺跡としてとても親近感を持つことができました。

 

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