<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

大隅城壁の災害復旧工事

平成13年9月26日、大隅城壁(北側)が約延長10mにわたり崩落した。崩落の主な要因は台風19号の風雨による城壁裏込流出に伴う崩落と考えられた。


大隅城壁の特徴は城内城壁の中でも比較的高く積まれた石積みである。このため崩落の影響は広範囲で、周辺石積の陥没や孕みが顕著であるため、再崩落の危険性が考えられた。また、崩落現場は駐車場からの見通しもよく、早急な保存対策を講じる住民からの声も多く求められた。

13-14年度に修復事業が実施され。現在ではすっかりもとどおりになっている。石垣は安定しているように見えるが、やはり崩れやすいものであることも覚えておいていただきたい。今は堅牢で丈夫そうに見える石垣。崩れるなんて微塵も感じさせないが、美しくライトアップされる城壁は、つい10年前にも崩落したということをお忘れなく。きちんと崩れないか確認作業などもしているが、無理な城壁への近寄りなどは、やはり避けておきたい。

 

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