<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

今帰仁城跡の出土遺物

現在までに今帰仁城跡で出土した遺物は、その多くが今帰仁村歴史文化センターの収蔵庫に収蔵されています。出土遺物はプラスチックのケース(通称コンテナ)に収められ整理されています。これまで刊行された主な報告書は城跡が5冊、周辺が4冊で、掲載された数に多寡ありますが、おおよそ1冊に50?500程度の出土遺物が掲載されています。掲載された遺物の一部が展示され、またその残りはいつでも閲覧できるようにバックヤードでも比較的浅いところに収められています。

収蔵される遺物はほとんどが破片ですが、大きなものは高さ数十センチの壺から、小さいものはわずか数ミリのガラス玉まで様々なものがあります。これまで出土した遺物は、すべてこのコンテナで整理していきますが、30年余の調査で約2,000箱を数えています。

写真は、かつて今帰仁城跡主郭や志慶真門郭で出土した遺物を、整理するため一度広げた時の様子です。廃校になった中学校の体育館にひろげてみました。陶磁器がほとんどですが、今も出土品の整理が地道に続きます。

主郭から志慶真門郭の遺物(陶磁器のみ)は、だいたい300箱くらいで、破片数でいくと、おそらく数十万の陶磁器の破片だと推定されますが・・・さすがにすべてを分類し、数えるとなるとちょっと大変で、未だ貫徹しておりません。

さて。目下、出土品の中から厳選して、幾つかの遺物を紹介しようと考えています。

 

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