<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

主郭の整備の履歴(4)

全国的あるいは世界的に見ても、主郭で実施された特徴ある整備の一つに、版築と呼ばれる堆積層の遺構表示がある。まず、遺構表示は基壇のすぐ近くに今も見ることができるので、ここでは遺構の検出時の写真をご覧いただきたい。

版築は、土を何度も付き固める造成工事の呼称で、主郭では主郭全体を平たんにするために13世紀末?14世紀初めころに行われた土木工事である。

発掘する時には、その堆積層を観察するように観察用の畔(セクション)を残して観察しながら調査し、また残した畔を横から見て図面にしたり、写真にしたりしながら調査を行う。

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見事な縞模様となっている。

この堆積層を写真撮影し、これを引きのばして陶板に焼いて現地に展示、また堆積層の表面を特殊な薬剤などをつかって剥ぎ取ったものを、今帰仁村歴史文化センターで展示して一般に公開している。

 

 

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