<特別投稿>今帰仁城跡や周辺の発掘、修復や管理をおこなう文化財係り。専門家の目がとらえた今帰仁城跡。

主郭の整備の履歴(8)

主郭2期の構築遺構として石垣がある。グスクが城として現役だった時代にも、何度か増改築や修復など行われたと考えられるが、基本的には14世紀中頃に構築された遺構と考えられている。おそらく今帰仁城において最も最初に石垣工事が行われた場所と考えている。

城壁の積様は、主郭や志慶真、大隅等々若干の相違点を指摘することができるようだが、琉球石灰岩の石垣の積様のように容易ではない。

さて、この城壁の修理工事は、平成2年に一度内壁側が修理され、その後少しブランクをあけて、平成13年ころから外壁側の工事を行った。先に志慶真門郭の整備の履歴で紹介したように、東側斜面の撤去を行い、城壁を確認してからの作業となった。北東から漸次進め現在の形になるまでには約5年ほどの歳月を要している。

写真は東側城壁から、順次東南アザナ、そして南側城壁の修理着手前の写真である。高石垣で機械も入れることができず、大変な難工事であった。

東側城壁.jpg

アザナ部分.jpg

南側城壁.jpg

 

 

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