大庭(ウーミャー)

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大庭(ウーミャー)は祭祀の広場です。首里城に御庭(ウナー)があるのと似ています。

琉球王国は、王の治める王権政治ですが、その王権をさらに確固たるものにしたのが祭祀(宗教的儀式)でした。その儀式が現代沖縄にも引き継がれてきました。

残念ながら、今帰仁ノロは高齢になり、神人(カミンチュ)もいなくなったので、大庭での祭祀を今は見ることができません。

ここでは、祭祀に使われた香炉や拝所、御嶽(ウタキ)をご紹介しています。

今帰仁グスクでおこなわれた祭祀
平敷令治1982年撮影(糸満市立中央図書館所蔵)


大庭はオオニワではなく、沖縄語でウーミャーといいます。首里城の御庭(ウナー)と音が似ているのに気付きます。(今帰仁グスクの郭の呼び方は、主郭を除き、すべて沖縄語読みで表記されています。)



北殿跡の香炉

北殿跡の香炉がかつての祭祀を偲ばせる 首里城の御庭と共通して、北殿と南殿があったとされています。北殿跡には、礎石と思われる土台石があります。そこには、香炉がひとつ置かれていて、かつておこなわれた祭祀を偲ばせます。



カラウカー

カラウカーは水を湛えた岩の窪み 大庭の右手(南側)には、カラウカーと呼ぶ拝所があります。 その正面には、聖地クバの御嶽(ウタキ)を望み見ることができます。

カラウカーは、昔は常に水を湛え、女官が髪を洗ったとされますが、水撫で(清め)をしたのでしょう。



ソイツギ(城内下の御嶽)

ソイツギは五穀豊穣を祈願した御嶽 ソイツギと呼ばれる御嶽(ウタキ)は、五穀豊穣を祈願した聖域です。大庭の北側にあります。



これらの聖域や拝所は、現代沖縄の人々も祈りをささげる大切な場所になっています。


カラウカーで祈る人々

カラウカーで拝む人々