ハンタ道の最近のブログ記事

ハンタ道のホルトノキとセンダン

久しぶりにハンタ道を上って、今帰仁グスクへ登城しました。ハンタ道は夏草が茂り、少し歩きにくいですが、クロツグとパパイアの実を見つけました。


クロツグの実
クロツグの実。ヤシの仲間です。


パパイア
パパイアがこうして生えて実るのはよくあること。鳥がフンと一緒に落とした種が生えたのでしょう。

夏草が茂るのは、昨年の台風で木々の枝が折れて、太陽がよく入るようになったためだと思われます。

ハンタ道のクワズイモ
クワズイモもかなり大きくなっています。以前のように少し薄暗い森に戻るには、もうしばらくの時が必要なのでしょう。


エーガーでカーウガミする人々
帰り道、エーガー(親川)で拝みをする数人の人が見られました。カーウガミ(カー拝み)といって水辺で祈願するのはよくあることですが、このエーガーは琉球時代から水の涸れることのない貴重な湧き水。古来から清めや拝みがおこなわれてきた場所です。(この画像の撮影は2009年7月)

小学校6年生のハンタ道の調査(引用)

ハンタ道1

小学校6年生がハンタ道について学んでまとめた記事を引用します。とてもよくまとまっていると思います。兼次小学校は今帰仁グスクに近い地元の小学校です。

以下に全文を引用させていただきます。歴史文化センターホームページより。


私たちは(兼次小6年)、今帰仁グスクの歴史について学んでいます。北山王が今帰仁グスクを居城としていた600?700年前の時代を歩いて確認していきます。今帰仁グスクへあがるには、ハンタ道を利用していました。ハンタ道への入り口にエーガー(親川)があります。きっとグスクにのぼる前に手足を洗い清めて登っていったのでしょう。今でもムラ(字)や今帰仁上りで中南部からも拝みにやってきます。

 ハンタ道は大正5年までグスクにのぼる主要道路でした。まだ車のない時代でした。途中、石畳道や階段状、坂道あり平坦道ありです。途中にミームングスク(見物城)があります。きっと、見張り役がいて監視した場所かもしれません。1609年の島津の軍隊も、ハンタ道をかけのぼり今帰仁グスクを焼き討ちにしたのでしょう。

 このハンタ道ですが、ミームングスクにあがるとよくわかります。ハンタは崖の端のことです。ミームングスクの方を眺めると志慶真川があり、そこが崖となっています。一帯はハンタ原と地名がついています。このハンタ道は、崖のあるハンタ原を通ることに因んだ名称です。ハンタ道は今帰仁グスクへの主要道路であり、グスク内から発掘された膨大な遺物(陶磁器などの遺物)もハンタ道を通り運ばれたのでしょう。ハンタ道は今帰仁グスクの歴史を刻んだ道でもあります。

 ハンタ道をのぼりきると、大正5年に開通した道と合流します。一帯は集落跡でトゥムヌハーニ火神、アオリヤエノロドゥンチ火神、今帰仁ノロドゥンチ火神の拝所があります。火神の祠があるところは、かつてノロなどの住居跡だとわかります。今から400年前くらいに、そこから集落は麓に移動しています。拝所から旧家の跡や家々(集落Iがあったことがわかります。


エーガーグスクへ上る前に手足を清めたエーガー



ミームングスク
ミームングスクは物見台で見張り役がいた場所かも


ノロ殿内跡
ノロ殿内跡にはノロドゥンチ火の神の祠が立っている



ハンタ道は明るい道に変わっていました

明るいハンタ道

ハンタ道を3日連続で歩きました。久しぶりのことで、足が思うように動きません。

ハンタ道は3度の台風で倒木もありましたが、今はきれいに片づけられていて歩くのに支障はありません。作業してくださった文化財係の皆様、ありがとうございます。

台風で木の枝や木の葉が少なくなって、ハンタ道は森の中の道ではなく、明るい山道に変わっていました。

明るいハンタ道2
クワズイモが繁茂しています。このイモは食べられません。


明るいハンタ道3
石畳の道も明るくなっています。


明るいハンタ道4
エーガー(親川)は、琉球の時代から尽きない水が湧き出している。地元今泊の人々がいつもきれいにしています。ハンタ道の起点であり、カー拝み(カーウガミ)をする聖地でもあります。

ハンタ道は台風で倒木も

台風後、ハンタ道を歩きました。強い台風だったため、倒木もありました。折れた枝や落ち葉が散乱していました。

お客さまのなかには、ハンタ道を歩いて登って来たかたもおられました。台風後はしばらく歩きにくいですが、自然の猛威を感じさせられるのも、また貴重な体験ではあります。

台風あとのハンタ道

ハンタ道5-001 沖縄はすでに梅雨入り。梅雨の合間にハンタ道を歩きました。しばらく歩いていなかったので、すぐに足腰が痛くなりました。初めて歩く方は、こんな風に大変なのかと推察します。

 

雨あがりは道の石がすべるので、石を踏まないように登ります。登り始めが急なので、ご注意を。

 

 ハンタ道5-002

ハンタ道5-003 ハンタ道5-004 ハンタ道5-005 ヒハツモドキです。コショウの仲間。ヒハツモドキが食べられるかどうか、インターネットで調べてみたら、食べた人がいました。炒って、すりつぶして食べれば、コショウの味とのこと。

 ただし、お試しになる方は自己責任でお願いします。食用かどうかは自信がありません。(ヒハツなら食用として利用されており、方言名をピパーチといいます。)

 

 

ハンタ道5-006 シュリケマイマイです。石灰岩地帯に棲むカタツムリ。カラの周りに毛がはえているので、ケマイマイというようです。

 

 ハンタ道5-007

ハンタ道を登り切ったところが、馬車道です。「ゴモジュ」の実です。今年はたくさん実がついています。食用ではなく観賞用、庭樹によさそうです。

 

 

ハンタ道5-009 今帰仁グスクの大隅(ウーシミ)です。城壁、巨大岩盤、洞窟(中には入れません)、起伏に富んだ地形をながめて、今日のハンタ道歩きは終了です。

 

IMG_5039-420.jpgガジュマル広場 報告が遅くなりましたが、「桜の季節にガイドとめぐる今帰仁の史跡」 ツアーのご報告です。 ハンタ道を歩くトレッキングコース(Aコース)とは、 琉球時代そのままの歴史と祭祀をしのぶコース。 森のなかに、約500年昔の状態が保存されたハンタ道。 出城=物見台や祭祀施設が点在し、歩けばまさに森林浴で、健康的でもあります。 所要時間は約2時間。トレッキングの難易度は初級。


  IMG_5035-420.jpgシニグンニ シニグンニの名前を聞くと、祭祀に詳しい方は、「シニグ」を連想すると思います。シニグンニとは「シニグの根」を意味します。 ところが、シニグ祭りはこの周辺に伝わっておらず、「トントトトン祭り」として残っています。トントトトン祭りも厄払いの祭りと考えられ、このシニグンニで行われたと伝わっています。


  IMG_5037-420.jpgアタイバルウーニー アタイバルウーニーとは、 アタイバル=アタイ原、ウーニー=御船の意味です。 航海安全の祈願をおこなったところ。岩のくぼみが船の形に見えます。 今帰仁城外郭にはレコーラウーニーがありますが、こちらは土盛りの舟で、やはり航海安全の祈願をおこなったもの。



IMG_5038-420.jpgエーガー エーガ―とは親川と書き、カーは湧泉のこと。琉球の昔から枯れることなく湧き出しています。飲み水、水田の灌漑、子供の遊び場など、生活と結びついて利用された湧水です。 祭祀としては、カーウガミ=カー拝みと言って、湧水のところで祈願をする習わしがあり、拝む姿をよく見かけます。



IMG_5043-420.jpg石畳 写真は一番滑りやすいところです。石畳の道は、自然石を割って階段状にしています。 明治時代の探検家、笹森義助はハンタ道を探検し、革靴では滑って登れないから、草履で行くのがよい、と記録しています。おそらく、この石畳の部分ではないでしょうか。


  IMG_5046-420.jpgミームングスク ミームングスクと伝えられる大きな石積みへ登ります。ミームンとは新しい、見る、の意味があります。
古宇利島が見え、振り返れば志慶真城郭も見えるミームングスクは、物見台として機能したに違いありません。


IMG_5047-420.jpg供のカネノロ火の神
ノロ火の神のほこらは3カ所あり、供のカネノロ、今帰仁ノロ、アオリヤエノロの3カ所です。
ノロ制度は、琉球王国で政治と共に人民を治める制度で、祭祀をつかさどるノロは、重要な役割をになったと考えられます。 

移転するとき、火の神は移動できないようで、屋敷跡に火の神のほこらが建てられます。1609年、薩摩軍による琉球侵攻がおこなわれた際、城下の集落は現在の今泊集落に移動します。そのとき、ノロも移動したようです。

今帰仁城跡の桜も見ながら、史跡めぐり。

料金はお一人500円とお得。

ご予約はお早めにどうぞ。

桜の季節にガイドとめぐる今帰仁の史跡 ツアー

詳しくは以下をご覧ください。----------------------------------------------------------------

世界遺産今帰仁城跡
史跡散策ツアー

桜の季節にガイドとめぐる今帰仁の史跡

2012年 2月3日(金) /4日(土) /5日(日)

要予約
各コース 20名
定員に達し次第締め切ります。

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Aコース
ハンタ道と周辺遺跡


世界遺産に登録された今帰仁城跡を
中心に、城外に広がる集落遺跡や
祭祀施設を訪ねるトレッキングツアー

Bコース
今泊集落の散策

今帰仁グスクへの登り城道のハンタ
道から、今帰仁城と関係の深い今泊
の伝統的な集落を訪ねるツアー

Cコース
運天集落と古墓

琉球の歴史と深い関わりを持つ
運天港とその集落、そして周辺に
ある歴史的な古墓を巡るツアー

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集合・受付場所
今帰仁村グスク交流センター
〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地

■ 参加費
おひとり 各日 500円(保険料等)

■ 史跡散策ツアー
各日3コースから選べます
午後 2:00 集合・受付(現地ガイドが案内)
午後 4:30 終了・解散

■お申込方法
■必要事項  <希望日・希望コース、氏名、住所、電話、参加人数>  を
 事務局まで <電話・メール・FAX> にてお申込み下さい。

■お申込先:
今帰仁グスクを学ぶ会
[TEL/FAX] 0980-56-4406
[当日連絡用] 080-6490-8250
[メール] manabukai@nakijingusuku.com
[住 所] 〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地 今帰仁村グスク交流センター内

注意事項
■雨天の場合 【中止】
■どのコースも、4kmほど歩きます。 歩き慣れた靴でご参加下さい。
■Bコース・Cコースは、お客様の車での移動となります。
 詳しくはスタッフまで。

主  催:今帰仁グスクを学ぶ会


ホームページ
世界遺産今帰仁城跡と周辺史跡「今帰仁グスク」
http://nakijingusuku.com

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秋のハンタ道を歩きました

10月になり、吹く風も秋らしくなりました。久しぶりにハンタ道を歩きました。
馬車道に抜けるところから、チョウがたくさん群れています。アゲハチョウが中心です。オオシマゼミもカンカン鳴いています。秋とはいえ、まだまだ蚊が多いので、蚊に弱い方は要注意です。

きょうのコースは、ハンタ道をエーガーから登り、今帰仁グスクへ。今帰仁グスク内にはショウキズイセンが咲き始めていました。
今帰仁グスク裏門から裏道へ抜け、使われていない県道を歩いて、馬車道を歩いてエーガーまで下ります。
途中、アゲハチョウの群れや、オオシマゼミをながめながらゆっくり歩き、およそ1時間半のコースでした。

供のかねノロ火の神とショウキズイセン 供のかねノロ火の神に咲くショウキズイセン。


ベニモンアゲハの裏側は赤い模様がある 優雅に飛ぶベニモンアゲハ。裏側が赤い模様がありあざやか。 (ジャコウアゲハの可能性あり調査中)


アサギマダラは青の色が美しい アサギマダラ。羽を広げると青の色がもっと美しい。



台風9号後のハンタ道

台風9号の後、ハンタ道を登りました。道はきれいに掃除されていました。清掃の方々、お疲れ様でした。

落ち葉が乾いた音をたてます。道はすでに乾いています。一部に倒木がありましたが、歩ける状態です。

エーガーの湧水エーガー(親川)の湧水がたっぷり出ている。



ハンタ道がきれいに清掃されていたハンタ道はきれいに清掃されていました。



台風9号による倒木台風9号による倒木、モクマオウの木。

トウズルモドキの実

ハンタ道のトウズルモドキに実がついていました。(花の咲く時期があったはずですが、画像を見つけられませんでした。)
トウズルモドキはどこまでも長く延びて、木のてっぺんまで到達すると、今度は垂れ下がってくる、というふうに繁茂していきます。丈夫で切れにくいので、昔はサトウキビを結束するのに使ったそうです。八重山では、かごを編んだり工芸品としても利用されています。

トウズルモドキ
ひさしぶりにハンタ道を歩きました。お昼ごろ太陽はかなり暑いですが、ハンタ道は森の中でよく風がとおります。
歩き慣れればなんでもない道ですが、しばらく歩いていなかったせいで、登り始めは足が前に進みません。


ハンタ道は全長740mですが、勾配が急なところがあるためトレッキングコースとして楽しめます。もちろん慣れれば散歩道の感覚です。

下の写真は今日のハンタ道のようす。左のヤシのような葉はクロツグ。石畳の道は自然の岩盤を利用している部分。

ハンタ道のようす

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