2011年6月アーカイブ

台風5号の雨でウーニーが水没

台風5号による雨で、今帰仁城跡は水溜りができてしまいました。写真の土盛りは水の中に浮かんだ船のようです。

ウーニーが水没
この土盛りはウーニーとよばれ、航海安全の祈願をした場所なのです。ウーニーとは御船を意味し、竹の棒は船の櫂(かい)をあらわしています。
本来は神職である今帰仁ノロが神人(かみんちゅ)とともに、航海安全の祈願をささげてきたのですが、現在はもう本来のすがたを見ることはできません。

海洋王国琉球では、海の安全はなによりも大事なこと。航海安全も国のレベルでの祈願から、村落単位での祈願まで幅ひろくおこなわれたと思われます。

設置された案内板に近年の写真が表示されていますので、いくぶんかは祈願のようすを想像することができます。(写真で左がわにある四角めの石が案内板)

台風5号は沖縄本島に接近しなかったものの、大雨をふらせました。台風の影響は土曜、日曜にかかったため、おおくの客様は雨の中にもかかわらず今帰仁城跡を見学されました。

雨が降ると元気になるのがカタツムリ。今帰仁城跡にはシュリケマイマイというカタツムリが姿を見せてくれました。ほぼ同じ場所で、イボイモリも見つけました。ガイド中だったので残念ながら撮影できませんでしたが、今帰仁城内のイボイモリを確認できたのは幸いでした。

シュリケマイマイ1シュリケマイマイ2シュリケマイマイ3シュリケマイマイは殻のまわりに毛が生えていて、全体に薄べったい形、各個体の色は微妙に変化しています。石灰岩地帯に棲むカタツムリで、石灰岩の台地にある今帰仁城跡は最適な棲みかのようです。よく見られる場所は今帰仁城内の旧道です。

はやい梅雨あけ

梅雨あけ梅雨あけ2
沖縄は例年よりはやい梅雨あけです。今帰仁城跡は夏日になっています。昼過ぎがいちばん暑いので、午前中と夕方の見学がおすすめです。今帰仁城跡、歴史文化センターとも午前8時から午後7時まで開いています。


「世界文化遺産地域連携会議」が
スタートしました


国内11件のユネスコ世界文化遺産の地元自治体や支援団体、観光振興や文化財関連の有識者約百人からなる官民連携した国内初の協議会です。文化遺産の価値をさらに高め、維持、保全するだけでなく、文化遺産を生かした地域振興の道をさぐります。

そしてなにより大切なことは、「地元の住民が誇りを持って遺産を守っていく気運を高めること」だと思っています。

そのためにはどうしたらいいか。

そういうことに知恵を出し合えるネットワークづくりができればいいな


 
(琉球新報6/7)



 
(琉球新報6/8)

県内30市町村で組織する沖史協(沖縄地区史跡整備市町村協議会)の35回大会が今帰仁村で開かれた。

今帰仁城跡調査研究整備委員会の金武正紀委員長が「今帰仁城跡の保存整備と活用」について講演。過去の遺産を身近な文化財として活用し広く公開するために、史跡内の案内板や説明板の設置、パンフレットの発刊、案内ガイドの養成などの取り組みを紹介した。

そのあと100名近い参加者は今帰仁城跡に移動し、5つのグループに分かれ地元ガイドの案内で城跡とその周辺史跡を散策した。

それに先立ち、大城浩・県教育長が城跡を視察、約1時間かけて城跡内を案内した。


 
(沖縄タイムス6/6)


ガイドの中で一番ファンレターの多い山内範正さんが、琉球新報の「ひと粋」欄に登場しました。

また毎週金曜日掲載の<琉歌や肝ぐすり>の投稿欄にしばしば作品が紹介されますので要チェックです。

 

新報11.06.03 ひと粋「山内範正さん」.JPG

(2011.06.03 琉球新報)

今帰仁城跡にたいへん関わりの深い、運天港と古宇利島をワルミ大橋からながめました。左うえの四角い建物のように見えるところが運天港、右うえの橋が古宇利大橋、橋のさきが古宇利島です。

ワルミ大橋
今帰仁城跡の御内原(うーちばる)から見ると、古宇利島と古宇利大橋が見えます。しかし、運天港は島かげになっていて見ることができません。
オッパ山という今帰仁では高い山から見ても、古宇利島と古宇利大橋しか見えません。やはり運天港は島かげにはいってしまうので見えません。

運天港と古宇利島、古宇利大橋の3つが一度に見えるのが2010年12月に完成したワルミ大橋です。ワルミは地名です。
地元今帰仁に住んでいても、まだ行ったことがない人もいるかもしれません。橋の上から見物する人がまだいます。(私もそのひとり)

ワルミ大橋2
海峡はゆるやかに流れ、青くきれいです。白いものは鳥で、魚を追っているようです。この天然の良港は水深20mといわれ、大型船がらくに出入りできます。台風のときは付近を航行する船が避難する避難場所でもあります。

運天港には薩摩軍の軍船やペリーの艦隊が入港したことがあり、オランダ墓と呼ばれる外国人の墓も近くにあります。まさに歴史のにおいのする港です。

トカゲを主郭で発見

トカゲ、主郭で発見

トカゲ、主郭で発見2 今帰仁城跡の主郭でトカゲを見つけました。上はほぼ一つの色ですが、下は縞がはいっています。写真では見えませんが、しっぽは青い色です。ふたつ一緒にいたので親子かもしれません。ネット上で調べたところ、幼体は縞がありしっぽが青いとあります。オキナワトカゲというのでしょうか?いま調査中です。

関連記事:今帰仁城跡に生息するヤモリ・トカゲ類--今帰仁城跡周辺の自然(同じウィンドウで開きます)

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