2014年5月アーカイブ

座喜味グスク1

座喜味グスクは15世紀前期、中山軍の今帰仁グスク攻略に参加した有力な按司護佐丸によって築かれたとされます。
琉球国王の居城首里グスクから眺望できる丘陵上に建てられ、今帰仁グスク滅亡後にも西海岸一帯に残存した旧北山勢力を監視する役目を担っていました。(文化遺産オンライン



城壁は琉球石灰岩で隙間なく築かれ、細部に至るまで、ゆるやかなカーブを描いています。最上部の城壁に上ると、海および周囲が見渡せて、西海岸からの敵の侵入を防ぐために建造されたことがうなずけます。

全体は無駄なくまとまっていて、すぐれた設計であるのがうかがえます。今帰仁グスクは、大きく雄大な城壁が波打っているのに対し、座喜味グスクは、たおやかさを感じさせます。



座喜味グスク3
きちっと隙間なくアーチ状に、石が加工されています。軟らかい琉球石灰岩なので加工できるのですが、美しいアーチ状の設計は非常にすぐれています。沖縄に残る最古のアーチ門とされています。



座喜味グスク4
グスクの最上部に建物跡の礎石があります。


座喜味グスク5
城壁はゆるやかな曲線を描いています。



(今回の座喜味グスク訪問は、都合により短時間でした。この次はゆっくり周って詳細にご紹介したいと思います。)
講演会 沖縄”骨”語り

平成26年度 今帰仁グスクを学ぶ会の総会と講演会がおこなわれました。

講師: 土肥直美氏(名桜大学総合研究所客員研究員)
演題: 沖縄”骨”語り 出土人骨からどんなことが分かるか

沖縄人はどこから来たのか?は興味深い話題です。骨から多くのことが分かるのが驚きでした。詳しい内容は、後日まとめてお伝えする予定です。


講演会の後、26年度総会がおこなわれ、議案の承認、新役員の紹介と退任する前理事長に記念の花束贈呈がありました。

平成26年度 新役員の紹介

会長の退任式


全体の司会は事務局長、総会議長をはじめ、受付嬢や撮影班などの担当、たいへんお疲れ様でした。

受付嬢
撮影班

北殿跡のテッポウユリが満開

大庭のテッポウユリ
北殿跡のテッポウユリが満開です。在来のテッポウユリが石地の土壌から、たくましく延びています。
ここに北殿があったと伝えられ、土台の礎石も並んでいます。

また、今帰仁ノロがおこなった代表的なまつりごと「海神祭(うんじゃみ)」の始点でもあります。



大庭のテッポウユリ、北殿跡を望む
参道を上った大庭(うーみゃー)から北殿跡を望む。同じテッポウユリでも、在来種はたくましさを感じさせます。
中央の石碑は志慶真乙樽(しげまうとぅだる)の歌碑。


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