鎧の重さは20kg以上 旧道で敵兵を阻止!

小札、鎧の一部分
           出土した鉄製の小札(こざね)


小札(こざね)という鎧(よろい)の一部分が、今帰仁グスクから出土しています。鉄製で、ひもを通す穴が開いています。この小札を幾重にもつないで、鎧ができます。矢や刀を防ぎ、身を守る武装ですが、日本の鎧を調べてみると、その重さは20kg以上にもなります。

琉球のグスク時代は戦国時代です。日本式の鎧が使われていたことが、出土した小札(こざね)から推測できます。


グスク内の旧道 敵兵の侵入を阻むようにできている
    旧道の凸凹が上りにくく、岩盤が狭い空間を作っている


そこで、今帰仁グスクの旧道を見ると、敵兵の侵入を阻むようにできていることが、よくわかります。実際に歩いてみると、足下を見ながらでないと歩けません。鎧を身につければなおさら歩きにくいので、迎え撃つ側が有利です。


旧道に咲くテッポウユリ
       テッポウユリの咲く旧道 5月頃


旧道は、まっすぐな参道の途中から、右側にあります。四季折々の花も見られますので、上ってみてください。

戦国の時代が終わった後も、この旧道が使われていたと思われます。便利に直さなかったのでしょうか?今帰仁グスクの不思議の一つです。もしかすると、薩摩軍の侵入を予見していたのかもしれませんね。


出土した鉄製の小札(こざね)の画像は当ホームページの「今帰仁城跡出土品美術館」http://nakijingusuku.com/museum/2012/02/post-11.html  より
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