巨大な炉跡に今帰仁グスク造営のにぎわいを想う 外郭を歩く(その2)

今帰仁グスクの巨大な炉跡、ロープが張られている
今帰仁グスクの外郭に、フィドゥンチ(古宇利島の火の神のほこら)と並んで目に付くのが、ロープで囲まれた部分。外郭の調査で発掘された巨大な炉跡で、沖縄県内でも前例がないそうです。

炉跡が発掘された後、陶板に原寸大の写真を焼きつけてタイル状にし、展示されています(写真上)。


写真下が発掘当時の状態。土が熱で焦げて赤くなっています。柱を建てた跡があり、屋根があったのでしょう。

今帰仁グスクの巨大な炉跡、発掘当時の状態
今帰仁グスクの巨大な炉跡、説明版
上の写真の説明板には、炉跡を伴う掘立柱建物跡、とあります。14世紀後半、調理に使われたようです。

14世紀後半は、北山王が三代にわたり、明国へ盛んに朝貢した時代。
北山王は、怕尼芝(はにし)、珉(みん)、攀安知(はんあんち)の三代。

同時に、今帰仁グスク造営が最も盛んだった時期と考えられます。大勢の工事人たちが立ち働いていたはずで、人々の食をまかなったのが、この炉だったのでは。

今帰仁グスクの巨大な炉跡

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