モクズガニの遡上行動

モクズガニは、淡水から汽水域に生息するカニですが、ある日の日中に、今帰仁村文化センターの建物の中で発見されたので、少しインターネットを用いて、情報を調べてみました。センター内で見つかったカニの大きさは甲幅が約1mm。以下は、ウィキペディアの情報です。

「稚ガニは変態後しばらく成長したのち、甲幅5mm程度になると上流の淡水域へ遡上分散を開始し、おもに甲幅10mm台の未成体が成長しながらかなり上流まで分布域を拡げる。このサイズの未成体は歩脚の長さが相対的に長く、移動するのに適した形態を持っており、垂直な壁もよじ登ることができる。そのため遡上の障害になる河川に作られた横断工作物(堰など)も、ある程度の高さまではたやすく越える事ができ、魚道の護岸壁を水面から上がった状態で移動している個体も各地で目撃されている。いくつかの河川の魚道では、このようなカニが移動しやすいように、漁協や河川工事事務所により麻などでできた太い綱が水面近くに垂らされている。またこの分散中の未成体は淡水魚に捕食される可能性が高く、ニゴイでは胃袋を大量のカニで満たしたものも確認されている。未成体は河川で成長し、冬季の低水温期を除き脱皮を続ける。変態後1年で甲幅10mm台、2年で20mm台に達し、多くは変態から2-3年経過したのち夏から秋に成体になる。」 つまり、今帰仁村歴史文化センターの中で発見された稚ガニの正体は、「モクズガニ」であり、それも海から河川の上流環境を目指して遡上している個体です。このように、海で生まれた幼生が、長い時間かけて稚ガニになって、河川で成体まで成長し、再び海に産卵する、といった「両側回遊」をするカニやエビの仲間が、沖縄では多く見られます。こんなに小さなカニが、川の上流目指して、ひっそりと移動しているというのには、驚かされます。

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