城跡周辺の地質調査

今帰仁城跡は、古い時代の石灰岩の岩を利用して城壁を築いています。城跡の周辺の森には、城壁に用いられたものと同じ時代と思われる石灰岩や新しい時代の石灰岩が方々で見られます。古い時代の石灰岩というのは、約2億年前に海で堆積してできたもので、示準化石としてアンモナイトが見いだされます。新しい時代の石灰岩は主にサンゴなどの死骸が堆積したもので、俗に琉球石灰岩などとも呼ばれます。古い時代の石灰岩は、岩の表面がたいへん滑らかで、新しい時代の石灰岩は表面に無数の穴が開いています。写真の岩は、古い石灰岩の上に新しい石灰岩がのっているもので、境界が非常にはっきりしています。石灰岩が有るということは、大昔、そこは海であったことを意味しており、長い時代の流れの中で、現在のように陸地化しているということです。

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