クバのウタキ(クバのお嶽)

今帰仁城の南に、密林的にうっそうと木々が生い茂り、雄大な山が連なっています。「クバのウタキ」は、琉球七お嶽の一つに数えられ、琉球開びゃくの神が天降りした尊厳なお嶽で、昔は「クバ」の大木が所々に生えていて、天にそびえるほどであったと言われ、その故に「クバ」のお嶽と言われたそうです(今帰仁村史、1975)。クバのお嶽は、琉球国由来記に「コバウノ嶽」となっているが、地元では「クバンウタキ」と呼んでいます。

 先日、この山(クバのお嶽)に登りました。急な崖的環境を虎ロープをつかみながら一気に登ると、先が刃物状に尖った石灰岩の岩が露出する場所に出ます。大きな石灰岩の岩の前に拝所(拝む場所)があり、沖縄では岩などに神が宿ると言われ、「イビ」とも呼んでいます。この場所がほぼ山頂であり、運動不足で息が絶え絶えであった私が、やっとの思いで周囲を望むと、しばらく息をのんでしまいました。すばらしい景色が目の前に広がり、今帰仁城跡周辺を含め、遠方の島々がはっきりと見えます。天気が良かったこともあり、伊江島のタッチュウ(石灰岩の山)もはっきりと確認できました。登って実感したことは、今帰仁城跡周辺の緑以外にも、同じような森林環境が今帰仁村全体に大きく広がっていることが上げられます。目の前にあった身近な山ですが、登ったことのある人が意外に少なく、今まで感想を聞くことがあまりありませんでしたが、自身で登ってみて改めて、城跡周辺の自然の豊かさを実感しました。皆さんも、機会があれば登ってみてはいかがでしょうか。

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