冬に出現するホタル

日本全域に、寒波が押し寄せ、日本海側の方では大雪となっています。沖縄本島も、ここ数日間は、かなり冷え込み、今帰仁城跡周辺では、活動する生きものたちの姿がめっきり少なくなりました。本土の昆虫とは異なり、越冬することはありませんが、森の中は冬枯れの様子です。しかし、こんなに寒い時期に、出現する昆虫がいます。写真は、ホタルの仲間で、雄の触角(頭の先にある臭いを感じる部分)の形が、髪を整える「クシ」に似ていることから、「タテオビクシヒゲボタル」と呼ばれています。雌の成虫は、雄の形とは対照的に、はねが退化していて、イモムシのようです。タテオビクシヒゲボタルのように、雌の成虫のはねが退化している種類がホタルの仲間には多く見られ、島毎に別の種類になっているものが多くいます。ホタルとは言いながら、夜間に光ってコミュニケーションする種類ではなく、昼間に活発に活動します。大きさも1cm前後で、昼間に活動し、寒い冬の一時期のみ出現するので、あまり知られていない昆虫の一つです。このホタルの幼虫は、ミミズを餌にして成長するという点も、他のホタルには見られない特徴の一つです。今帰仁城跡周辺にも多く棲んでいます。

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