オキナワクシヒゲボタルの成虫

ホタルというと、夜に光って、幻想的に光る昆虫をイメージされる人が多くいると思いますが、実を言うと、昼間に活動して全く光らないホタルも多く知られています。このような日中に活動するホタルの仲間は、触角などの形がクシ状や枝状になっています。それには理由があって、日中に、オスがメスの出すフェロモン(性フェロモン)を効率よく探し当てるため、進化した形と考えられます。写真のホタルは、沖縄本島で最も早い春先に出現するホタルで、「オキナワクシヒゲボタル」です。クシヒゲと名前がついていますが、正式にはエダヒゲボタルというホタルの仲間です。その名の通り、よく見ると、木の枝のような触角(ヒゲ)をもっています。体長は1cm位と小さく、非常に目立たない体色のため、人知れず出現しています。沖縄本島の森林域に、広く分布するホタルですが、生態についてはほとんど分かっていません。沖縄には、このホタルのように、まだまだ生態や生活史について分からない昆虫が多く棲んでいます。

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