今帰仁城跡の石灰岩とホタル

皆さん、石灰岩(今帰仁城跡の城壁に用いられている)の石の上に何かが止まっているのが分かりますか。赤と黒のツートンカラーの昆虫ですが、答えはホタル「オキナワマドボタル」です。先日、発掘調査研究員が激写しました。ホタルというと、夜間に光を放って飛んでいる印象が多いと思いますが、このホタルは昼間に活動します。昼間に、羽が退化して飛ぶことができないメスの成虫(腹部が発達してイモムシのよう)のところに、臭い(性フェロモン)をたよりに、オスが向かいます。従って、オス成虫の頭部には、長くて発達した触角(アンテナ)があります。このホタルの成虫が見られる季節はちょうど今の時期(4月から6月;場所によって多少の時期のずれがあります)です。日本に生息するホタルの仲間は、胸が赤色やオレンジ色で羽が黒色のような、ツートンカラーを示す種類が多いです(中には全身真っ黒や赤色、茶色、黄色もあります)。今帰仁城跡周辺には、このホタルを始めとして、様々な種類のホタルを観察することができます。これからの時期には、成虫が光りながら交信するホタル「クロイワボタルやオキナワスジボタル」が多く飛び交うと思います。城跡でのホタルの飛ぶ光景は幻想的です。

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