イソハマグリとスナホリガニ

皆さん、写真の中に何がひそんでいるのが分かりますか。2mmくらいの白い砂粒の上に、生きものが2匹います。右側が、チドリマスオ科の二枚貝で、「イソハマグリ」です。左側は、貝ではなく、ヤドカリの仲間の「スナホリガニ」です。この生きものたちは波打ち際のきれいな砂の中にすんでいます。砂浜には一見、何も生きものはいないように見えますが、実は様々な生きものがすんでいます。砂の間には間隙生物と呼ばれる微生物がおり、波によって運ばれてくる細菌やプランクトンなどを食べてくらしています。この肉眼では見えない食物連鎖によって砂浜は海の浄化に貢献しています。しかし近年、海岸の人工護岸などによって天然の砂浜が急速になくなってきています。今帰仁村周辺の海浜は、沖縄でも特にまとまった自然の海浜が良好に残されています。この写真に写っている小さな生きものたちも、安心して暮らしていけるのです。地元の人たちは昔から、きれいな砂浜にすむイソハマグリやスナホリガニとたわむれてきた経験があります。スナホリガニは地元では「スナガメ」と呼んで、潮干狩りなどでは貝に混じってよく観察されるらしい。豊かな生きものたちが暮らすきれいな砂浜と海、これも今帰仁村の貴重な財産だと思います。

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