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豊年祭で舞う不思議な動物

写真は、今帰仁村今泊の豊年祭の道ジュネーの光景の一コマです。9月8日は前夜祭で、9月10日が本番でした。大型の「シシ」という動物だと思われます。架空の動物ですが、厄よけとして、獅子舞というのは重要であり、豊年祭にはなくてはならない存在です。三線の音色で勇壮に舞い踊る姿は、迫力があります。今泊の豊年祭は、棒術(30組)も非常に迫力があり、このシシとの競演もあるそうです。また、南洋踊りという、南国を彷彿とさせる演舞もあり、今では貴重種となっているゴリラもいました。4年に一度の祭りということもあり、大きなコバテイシのある公民館前の道沿いは、多くの人たちでにぎわっていました。今年は台風の当たり年のようですが、それでもこのシシが厄をはらって(食べて)、作物が豊作となればいいなと思いました。

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ジョウカイボンの仲間たち

ほとんどの人があまり聞き慣れない名前だと思います。ジョウカイボンは、甲虫目ジョウカイボン科に属する昆虫。3月頃から出現し、葉上や花上で見られます。成虫は、他の虫を捕食したり、花蜜なども食べます。今帰仁城跡周辺には、沖縄本島北部山地「通称やんばる」で見られるイタジイ林が、小規模ながら見られます。イタジイは、春先にはほのかな香りを漂わせながら小さな花が咲きます。この花には無数の昆虫が集まりますが、その中で特に目立つ昆虫がジョウカイボンなのです。このジョウカイボンは、多くが花蜜を食べます。花から花へと移動し、おそらく花粉媒介(受粉したら、秋にドングリが実る)をしている昆虫だと思われます。ジョウカイボンは、春一番に見られる昆虫の一つで、森林の指標にもなると思われる昆虫です。

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今帰仁城跡は、さまざまな海産貝類が主郭(本丸)と周辺遺構から確認されています。その中でも、現在ではなかなか見ることができないような大きな貝殻も多く含まれます。特に目立つのは、ヤコウガイとシャコガイ類です。シャコガイ類は、小型のヒメジャコをはじめ、小型から20cm を超える大型のシラナミ、15cm 以上のヒレジャコとシャゴウなど、数種類が含まれます。ヒメジャコは、水深が3m 位の潮通しの良い海域に棲み、シラナミ(シラナミガイともいう)は、ヒメジャコよりも一回り大きく、水深3m 位の潮通しの良い海域で、石灰岩の岩盤に体の1/4 程が埋まる穴を開けて棲んでいるらしい(インターネット情報)。シャゴウは、シャゴウガイとも呼び、殻長22cm, 殻高14cm にも達する大型種です。ヒレジャコは、貝殻にあるヒレ状の突起が特徴で、大きな個体は40cm ほどにもなるらしい。棲息場所は、枝サンゴの死骸が目立つような海域の場所です。これらのシャコガイ類は、沖縄各地ではサンゴ礫を利用した石垣の素材にも用いられていますが、今帰仁城跡においては石積みなどに意図的に大型のシャコガイ類を用いてはいないらしい(黒住、2007)。さらに、シャコガイ類の遺構への意図的な廃棄は無かったと考えられています。しかし、非常に大きなシャコガイ類が、非常に多く確認され、そのことから、グスク時代の人たちはかなり贅沢な食事をしていたんだなと思います。豊かな漁業資源を育む海が近くにある、今帰仁城跡の恵まれた立地条件を、数多く出土する海産貝類が証明していると考えます。

 

参考文献;今帰仁城跡周辺遺跡3今帰仁村教育委員会、2007

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ショウリョウバッタ

日当たりの良い草原に普通に見られ、オス成虫は飛ぶときに「キチキチキチ・・・・・・」という音を出します。和名の「ショウリョウ」は、漢字で「精霊」と書きます。なぜ、このような名前がついているのかというと、本土での発生パターン(1年1化)と関係し、ちょうどお盆の頃に成虫が出てくることにちなんでいるそうです。沖縄では1年中観察することが出来ます。今帰仁城跡周辺の草原にも多く生息しています。shouryoubatta_7206.jpg

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サワガニ

きれいな川に生息するサワガニ。名称は、「サカモトサワガニ」と思われます。今帰仁城跡周辺では、主に志慶真川沿いで生息しています。

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