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リュウキュウギセル

殻の高さが25mm。沖縄島中北部の石灰岩の林床に棲むらしいが、個体数が激減し、今では本部町大宜味村でわずかに見られるのみとなっている珍しい陸産貝類(カタツムリ)です。この貴重な陸産貝類は「リュウキュウギセル」といい、今帰仁村でも生息が確認されました。環境省と沖縄県版のレッドデータブックで、「絶滅危惧2類」にも指定され、沖縄県内でも個体数の減少が懸念されています。小さな生物ですが、移動性に乏しく、わずかな環境変化や人間による捕獲(乱獲)でも減ってしまう危険性があり、逆に森や湿り気のある環境などが残されれば生き残れるらしい。環境の指標種にもなる陸産貝類が、自然の豊かさを表していると言えるでしょう。

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早朝、まだ夜が明けない時間に、今帰仁城跡近くの志慶真川沿いを散策していると、イタジイの森が広がる志慶真川流域沿いで、写真の鳥がこちらをじっと見ていました。ライトで照らすと、なんと「リュウキュウオオコノハズク」でした。フクロウの仲間です。県内にはリュウキュウコノハズクも生息しますが、リュウキュウコノハズクは目が黄色いのに対して、リュウキュウオオコノハズクは赤い目です。山地の森林に生息するらしいが、普段はなかなかお目にかかれません。ちなみに、フクロウは、現在では、「不苦労」、「福郎」のゴロ合わせから福を呼ぶものとも言われている、縁起のよい動物です。

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ルリモンホソバ

はねの模様が特徴的な「ガ」の仲間です。写真は、昼間に志慶真川沿いで撮影しましたが、主に日中に活動するガは、チョウにも引けをとらない鮮やかな模様の種類がいます。灯火にも時々、飛来します。山の中だけに生息していて、なかなか見ることはできません。

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ライトトラップ

先週(10月1日)、今帰仁城跡周辺で、ライトトラップを実施しました。ライトトラップとは、ライト(蛍光灯とブラックライト)を点灯して、夜行性の昆虫類を集める、昆虫採集法(夜間昆虫灯火採集)です。18:30から22:30の合計4時間実施しましたが、シンジュサンなどガを含めて、10数種の昆虫しか集まりませんでした。気温は、28℃前後、湿度は80%前後と、昆虫が活動するには非常に好条件がそろっています。なぜ、昆虫が少ないのか、その理由は、おそらく去る8月31日から9月1日にかけて、沖縄本島を直撃した台風7号の影響が続いている可能性が考えられます。いわゆる「夏枯れ状態」です。もう少しすると、普通の数の昆虫が見られるようになるのかもしれません。今の時期に多く発生しているオオシマゼミが、周辺の森からライトに飛来するのも観察されました。

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写真のどこにカエルがいるでしょう? よく見ると、体長が2.5-3.5cm前後のカエルが林床に積もった落ち葉の中にいます。体の色が落ち葉色なので、周囲と区別がつきません。本来は、黄色みを帯びた体色をしていますが、背景によって体の色が変化するのでしょうか。今帰仁城跡周辺では、ハンタ道・馬車道周辺やシイナグスクに生息しています。

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